こんばんは Farmers Funclubの中の人です。
本日は作物の敵「ジャンボタニシ」の話。
殻の高さは平均1cm〜3cm、大きいものになると8cmにもなる。産卵時期は4月から10月。寒さが苦手なため、暖かくなるころから畑周りの水路、側溝などのコンクリート壁、雑草、稲株などに卵を産み付ける。
もともとは1981年に食用目的で台湾より輸入。
ただ、身が硬かったり泥臭いと評判は悪く、放置されたり破棄されたりした個体が水田や水路で繁殖し、今に至る。
卵は2週間ほどで孵化。直径2mm〜3mmの球体で鮮やかなピンク色。だいたい500個から700個の粒が集まった卵の塊をつくる。
田植え後2〜3週間のやわらかい稲が大好物。
今年、参政党の一部の党員が田んぼの除草のためにジャンボタニシをばらまいた。
2月頃にはSNSで党員が推奨、Xで拡散され大問題に。本人達は「そんな事は一切言ってない」との一点張りで未だに問題は燻っている。
北関東は毎年、ジャンボタニシのせいで下手すると2~3割の稲が被害を受けてるようです。
天敵とされているのは合鴨、コウ、スッポン・・・まぁ雑食ですなw
合鴨はいいかもですよね。
地域に生息する在来種を活用するのが一番ですけどね。
少し調べてみてもいいかな。
成貝には人体に有害な寄生虫(広東住血線虫)がいる。
もちろん卵も危険で、卵内部は神経系の毒があるので素手では決して触らないように。
youtubeで「ジャンボタニシの卵を食べてみた」とか出ていますが、決して真似をしないように。本当に危険です。
本来は気温が3℃より下回ったくらいにトラクターで土壌を耕して、地中にいるジャンボタニシを掘り返して粉砕するといいんだけどね。
圧倒的に人材不足で、なかなか進みませんが何とか頑張って行きます!